マイスタージンガーは中世から近世にかけてドイツの手工業組合が与えたマイスターの称号の1つです。
マイスターは「親方」、シンガーは「歌い手」であり、日本語では「職匠歌人」、「親方歌手」を意味しています。
15〜16世紀にかけてニュルンベルグをはじめとする南ドイツの諸都市を中心とした手工業の親方や職人、
徒弟たちが組合に集い、詩と歌の腕を磨きあう文化が栄えました。
そこで競争に勝った者がマイスタージンガーと称されました。
ワーグナーのニュルンベルグのマイスタージンガーというオペラでも有名です。
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2001年にドイツ ミュンスターに設立されたマイスタージンガーも有史以前に人類がはじめて時間という
観念を持ち始め、日時計を発明して時を計測し始めた原点にさかのぼっています。
世界初の時間を計る器具である日時計はシングルハンドでした。
18世紀半ばまではシングルハンドで充分に時間を知ることが出来ました。
いわば人間が主で従である日時計を悠然と使いこなしていました。
ところが現在は1秒を争うクォーツに支配され、主である人間が動き回る逆転現象が起きています。
文字板とリューズに示されたマークはフェルマータと呼ばれる音楽記号で演奏の途中で拍子の運動を停止するという意味です。
この様な発送転換に賛同し、太安堂本店は5分単位の時間を標示するシングルハンドの時計の取り扱いを開始しました。
腕時計としての適正サイズ、流行に左右されない美しいデザインです。