1904年 スイス北西部にあるホルスタインで創業されました。近郊にオリス渓谷がある事からオリスと名づけられました。
当初は価格の安いピンレバーを製造し会社は発展を遂げました。その後ジュエルレバーの製造も開始しました。
1938年には日付を針で指し示すポインターデイトを製造、以後オリスを代表する商品になりました。
1952年にはパワーリザーブ付の自動巻き、1966年には25石の自動巻きを発表し800名の従業員を抱えるスイスでも十指に入る時計製造業者へと発展しました。
しかし1970年代になるとクオーツにより、他のスイス時計と同様、生産量は激減し、壊滅的な打撃を受けました。
最大の転機が訪れたのは1982年に経営権を買い取ったロルフ・ポートマンが会長に、ウーリック・エルゾックがCEDに就任した時です。
1984年ポインターデイトの復活を果たし、以後クオーツとは一線を画した機械式時計に力を入れました。
ETA、セリタムーブメントの使用を宣言し、良心的な価格の機械式時計の先駆者となりました。
廃盤になりましたが特に1997年にETA2836-2をベースとしたワールドタイマーは最も使い易いワールドタイム付腕時計で私も愛用しています。
デザイン的にもケースの仕上げの良さにも目を見張るものがあり、スイス製の時計として当店がお薦めする時計の一つです。
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