4年間、悩みぬいて遂に取り扱いを決定しました。
機械式自動巻腕時計が華やかな1950〜70年代が見事に復活した感動的なデザインです。
1950年代になり手巻から自動巻に進化しましたが、スモールセコンド(小秒針)では秒が読み取りにくいのでセンターセコンド(中三針)が開発されました。
ローレックス キャリバー1570やインターナショナル キャリバー8541、オメガ キャリバー561もスモールセコンドの構造に秒針カナを追加する事によりセンターセコンドに改造されています。
その為、自動巻でスモールセコンド、カレンダー付の時計は希少品です。
私の知る範囲ではパテック キャリバー27-460M、ユニバーサル キャリバー138C、モバード キャリバー118が挙げられます。
オリエントの構造はスイスの超高級時計とはまったく別ですが、デザインだけはスモールセコンド式です。
コレクターにとってこれ以上の貴重品はありません。
2017年9月にオリエントが何故この様な貴重品を発売したのか研究に値すると思います。
ただ、太安堂本店にとって残念な事はケースの直径が40.5mmという大きなサイズです。
ムーブメントは小さいのでスモールセコンドが文字板の中心に寄ってしまいます。
現在21mmあるラグの幅(バンド幅)を18mmにすればケースの直径も36.5mmになり素晴らしい時計に変身します。
小型化を2017年の発売当初から待っていたのですがメーカーも気が付かない様子で廃盤になりそうなのであえて取り扱う事にしました。
デカ厚ブームもまだ続く中、ガラスや文字板にもカーブを付け、デザインもクラシックで完璧な上価格も35,300円(税込)でお求め易い価格なので取り扱いを決意しました。
クラシック時計の雰囲気を是非味わって下さい。
2022年6月 リファレンスRN-AP0003B 黒文字板完売しましたが、いつの日かオリエントが38mmで復刻してくれることを願い、写真を残します。