奇跡的とも言える未使用品です。
エニカは中堅のスイス時計として昔から日本にも輸入されていた有名なメーカーでした。
一般的な自動巻や手巻の他、クロノグラフでもバルジュー社のムーブメントを採用し、多くの機種を製造していました。
このバルジュー キャリバー92は懐中時計の時代からの構造の四番車に出車を追加し、カップリングクラッチを経由してクロノグラフ車を指導させる方式をスイングピニオン(カナを垂直状態から少し傾けて四番車からの動力をクロノグラフ車に伝える方式)を新規に開発した歴史に残るクロノグラフです。
もちろんピラーホイール方式も採用しています。
裏蓋はシースルーバックに加工していますのでピラーホイール付の高級ムーブメントとスイングピニオンの構造を見て楽しめます。
非常に珍しい方式で機械に興味のある方は是非コレクションに加えてください。