念願の『腕時計 キャリバー名作選』が2月26日に学研パブリッシング社より発売されました。
平成10年5月発行の世界の腕時計No.34(ワールドフォトプレス社)から平成19年4月発行のNo.86まで52回にわたり太安堂本店店主 栗崎賢一が執筆した記事を単行本にまとめました。
2001年に『機械式時計の名品』(淡交社)を入門編としてエッセイ風に解りやすく書いたのに対し、今回の本は機械(ムーブメント)についてもっと深く解説を加えた完結編です。
キャリバーとは機械(ムーブメント)と同義語で、スイス製の高品質の腕時計の中で歴史に残る名作を網羅し、刊末の年表を参考にするとムーブメントがどの様に進化してきたかが理解出来ます。
腕時計の裏蓋を開けてムーブメントを写した本を海外で多く見かけますがムーブメントを分解して優れた部分を撮影し、なぜ優れているかを解説した本は無く、『キャリバー名作選』は画期的な書であると自負しています。
これも戦後、米軍人が所有する高級時計を目にする事が出来た横須賀の3代目時計店主であり、一級時計修理技能士、腕時計収集家・研究家、世界中を巡り良い時計を探し買い付けるバイヤーと5足のわらじを履いているからこそ可能になったと思っています。
どうぞ御一読され、良い腕時計選びの参考にしていただけたら幸いです。
又、発行元の学研パブリッシング社と写真の使用を許可してくださったワールドフォトプレス社に深く感謝いたします。
店頭在庫は御座いませんが電子書籍で販売しているそうです。
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