前回取り扱ったウィンドミルズの18金ケース腕時計よりも更に高価なプラチナを採用した貴重品を入荷する事が出来ました。
金価格は世界的に高騰を続けあまりにも高額になった為、ごくわずかが製作されています。
プラチナは埋蔵量が金と比べて極端に少ない為、昔は金の3倍の価格でした。
現在ではプラチナケースを採用しているメーカーは超高額時計数社のみです。
なぜこの様な高価な時計をイギリスのウィンドミルズ社が製造したかというと、ウィンドミルズは腕時計がスイスで製造される以前、イギリス・フランスを中心とした塔時計を含む高級クロックで有名な会社の一つでした。
ムーブメントのプゾー7001が開発された1970年前半は1950年代と比べると中堅クラスになりますが裁量の選択といえるでしょう。
ケースの直径は31.4mmで機械式時計全盛期の紳士用手巻時計の理想的なサイズ30〜31mm台を維持しています。
リューズを2時位置にする事により腕に装着しながらの操作、装着時に手の甲にリューズが当たらない等のメリットがあります。
文字板の向きは時計のケースに合わせてありますのでスモールセコンドは5時位置になります。