太安堂本店店主 栗崎賢一の時計使用体験レポート1-10
ザ・シチズンAQ1000-58E 使用2周年
2021年10月19日で2年が経過しました。
1年間の誤差は1年目の+2秒より向上し+1秒でした。
しかも2021年3月3日から7ヶ月と16日の間はなんと0秒です。
最初の1年間使用していて気が付いた事は、毎日着用すると精度が向上するという事でした。
1969年12月、日本製のクォーツが新発売されて以来時計店の技術者養成の為、セイコーでは諏訪工場に泊り込みで1週間のクォーツ修理講習会が行われ、私栗崎賢一も横須賀の時計組合の時計店店主や技術者と共に参加しました。
講師のIさんから「スイスと全く似ている山(アルプス)と湖(諏訪湖)のある諏訪こそ時計作りに適した地です。」と説明され、当時スイスにいったことの無い私も納得し、深く感銘したことを覚えています。
でも「なんで今は雫石なんですか?」と思ってしまいます。
話が少しそれましたがその時はIさんから『クォーツ振動子の特長としてある温度を基準とし、高くなっても低くなっても遅れたり進む』と教えていただきました。
人間の体温は約36℃なのでそれよりやや低い温度が基準点となるのです。
ですからクォーツ時計は出来るだけ長い時間着用していた方が精度は良くなります。
2020年10月からは眠る時も愛情を込めて着用しているので精度も年間+1秒に向上したのでしょう。
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お客様のKさんは私と同じザ・シチズンを1年半前にお買い上げいただきました。
当初は以前から使用していたローレックスの現行品とザ・シチズンを併用していたせいか進み気味だったのが、「腕に着けているほうが精度が良くなりますよ」と話したのを実行し、10月17日にお会いした時「私のは+1秒ですよ」と告げたところ、Kさんは「私も栗崎さんの話しを聞いてローレックスと併用するのを止め、ザ・シチズンだけ毎日使用しているので誤差は0秒です」とおっしゃっていました。
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10月は4日に近鉄の『しまかぜ』で京都・鳥羽・伊良湖へ個人で、18日に東武鉄道の『スペーシアけごん』に乗って日光・中禅寺湖へ団体旅行してきました。
西日本、東日本を代表する豪華列車で京都の古民家旅館や中禅寺湖半のイギリスとイタリア大使館別荘を見学してきました。
京都の古民家旅館を早朝から京都駅10時発のしまかぜの出発時刻まで自転車でフルに走り回り、日光では18時6分の「スペーシアけごん46号」の出発時刻までザ・シチズンの正確な時刻を頼りにフルに行動してきました。
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