お勧めの時計 クロノグラフ
1900年代初め、機械式時計が進化し、時刻と同時にストップウォッチ機能が付いた複雑な時計が懐中時計の大きなサイズで造られる様になりました。
さらに細かい部品製造の為の工作機械の完成により小型化が可能になり、1940年代の手巻式腕時計黄金期に腕時計のクロノグラフも完成の域に達しました。
秒針が付いた四番車から中間車を経て水平でクロノグラフ車に接続し計測を開始する。
その動作は全てウィールピラー(コラムウィール)が微妙な動きでコントロールします。
クロノグラフの機構を当店ではA・B・C・Dタイプの4タイプに分けました。
分解掃除や調整が可能な無理の無い構造(水平クラッチ)で永年の使用にも耐えられる完成度が高いクロノグラフでウィールピラーを用いた高級品
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Aタイプの構造を受け継ぎ、コストダウンの為、ウィールピラーを省略しカム式とした中級品
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垂直クラッチと呼ばれ、1940年代には廉価版として製造された四番車とクロノグラフ車を垂直に重ね、バネで作動させる機構
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一般の自動巻の機械をクロノグラフと同じ動きをするように部品群を追加したクロノグラフ
Cタイプは四番車とクロノグラフ車一式交換、Dタイプは分解掃除をしないで機械一式交換が必要になる場合が多い、以上の理由から修理を重視する当店では現行品ではAタイプ、Bタイプのみ販売しています。
アンティークのクロノグラフではAタイプのみを取り扱っております。
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