2021年、メカニカルダイバーNY0125-83Eを適正価格の55,000円(税込)で復活させたシチズンが、『技術のシチズン』の昔からのキャッチフレーズに相応しいチタニウムケースのダイバーズウォッチを完成させました。
サイズも巨大化せず1970年代のダイバーズウォッチの標準サイズ41mmを採用。
文字板も直径30mmで当店が主張し続けている標準サイズに納まっています。
更に画期的な事はステンレスよりも軽く、耐食性に優れたチタンケースとチタンバンドの採用により防水性を強化する為、重厚なケースで重くなるという欠点をカバーしています。
ステンレスケースとステンレスバンドのメカニカルダイバーNY0125-83Eは180gですが、チタンの採用によりチタンケースとチタンバンドのNB6021-68Lは110g、チタンケースとウレタンバンドのNB6021-17Eは70gという軽さを実現させました。
裏蓋の『CASED IN CHINA』と刻印されていますがケースに組み込む作業を中国で行うことによりチタンセイダイバーウォッチとしては驚きの107,800円(税込)〜132,000円(税込)を実現させました。
ムーブメントは復刻第一作のNY0125-83Eよりもグレードと精度の高いキャリバー9051を採用しています。
耐磁2種をクリアしています。
ひげぜんまいと周辺のパーツに磁気を帯びにくい素材を使うことで、磁気を発する機器に1cmまで近づけても性能が維持できる第2種耐磁(16,000A/m)※2をクリアしています。
スマートフォン等、磁気を発する機器に囲まれた日常生活ではもちろんのこと、磁気コンパスを積んだ船上でも安心してお使いいただけます。
耐磁性だけでなく、ISO※3規格に準拠する200m潜水用防水、最大巻き上げ時42時間駆動、平均日差−10〜+20秒の性能を備えています。
チタンバンドのバックル部分にはウェットスーツを着用した時に延ばせる装置も付いているて非常に使い易い時計です。
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裏蓋に『SERVICE CENTER REPAIR ONLY』と刻印されており、修理はシチズンのサービスセンターで行うので『開けないで下さい』という意味です。
これは同じ200m防水でも文字板に『DIVER'S』と印された時計なので200mの本格的なダイバー用の防水機能を維持する為、開閉の際にはパッキンの交換や200m防水の検査が必要とされます。
その為、裏蓋は5穴になっており専用オープナーがないと開ける事が難しくなっています。
スイスの高額時計の一部ではメーカー以外が開けると保証が消失し信じられない修理代を要求される事もあります。
シチズンのこのダイバーズウォッチは2022年8月18日現在、税込み17,000円〜で分解掃除、パッキン交換、防水検査もしてくれるので非常に良心的です。
アフターサービスを心がけている当店ですもこのダイバーズウォッチは特殊なので、この修理代ならシチズンに任せたいと思います。
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黒文字板とチタンバンド、濃紺文字板とウレタンバンド付の組み合わせはシチズンでは販売しておりませんが、当店では時計専門店として技術を活かし、チタンバンドを取り付け可能ですのでお問い合わせ下さい。
当店でお買い上げの商品と限らせていただきます、あらかじめ御了承下さい。
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2023年6月27日追記
大好評のシチズン チタンメカニカルダイバー200mにブラックチタン(デュラテクトDLC)が新発売されました。