ロンジンは西郷隆盛がロンジン製の懐中時計を使用していたと伝えられ、服部時計店の手で最も古くから輸入されていたスイス製高級時計として日本では最も有名でした。
ムーブメントも1940年代までは角穴車を地板の下に配置したスイスの三大時計(パテック、バセロン、オーディマ)やインターナショナルやジャガールクルトと肩を並べる時計でした。
この時計もロンジンの絶頂期に製造され、文字板には変色しにくいセト、ケースは金よりも遥かに高額なプラチナを使用した三大時計と並ぶロンジンの実力を証明する逸品と言えるでしょう。